カテゴリ:ことばの書



赦すことは強さの証(マハトマ・ガンジー)
2020年 · 2020/11/07
人になにかをされ、それが許せないときというのは、自分に余裕がないときです。客観的な被害の程度の問題であると同時に、自分の主観の問題でもあります。 「争いは同レベルの間でしか起こらない」というように、相手の至らなさが、自分にとって全くとるに足らないものであれば、怒りは湧いてこないはず。...
不可能だと思わない限り人間は決して敗北しない(カーネギー)
2020年 · 2020/11/06
日本でデール・カーネギーは『人を動かす』の著者として知られています。そのカーネギーの言葉です。 人生という長いスパンでの勝負について語るとき、真実を表していると思います。 一局の将棋や、ボクシングの一試合であれば、はっきりとした実力差の前に精神の力は、ほぼ無意味です。...

雨を感じることができる人もいれば ただ濡れるだけの人もいる(ボブ・マーリー)
2020年 · 2020/11/05
原文は“Some people feel the rain. Others just get wet.“ 「雨を感じる」のと「濡れる」のは大違いです。 一つには、その行動が能動であるのか、受動であるのか。 もう一つには、それが快いものであるのか、不快なものであるのか。 同じように雨に降られたとしても、ある人はそこから積極的に何かを見出し、ある人はただ嘆く。...
避けられないものは抱擁しなければならない(シェークスピア)
2020年 · 2020/11/04
人生の苦難に対して、ときに「避ける」のも一手です。 すべてを正面から受け止めては、身がもたず、参ってしまう。透かすこと、気にかけないこと、忘却することは、人が生きるための重要な技術です。 でも、人生の苦難には二種類あるということを、このシェイクスピアの言葉は示しているように思います。 「避けられないものは抱擁しなければならない」...

すぐれた魂ほど大いに悩む(坂口安吾)
2020年 · 2020/10/26
坂口安吾のことば。 悩むことは、ふつうは推奨されないことです。「悩むな、考えろ」などよく言われますし、悩まずポジティブであることは社会では美徳です。 でも、多くの人が、悩める人を理解できるではないでしょうか。...
君は君、我は我なり、されど仲良き(武者小路実篤)
2020年 · 2020/10/25
武者小路実篤のことばです。 友情の在り方、他者への敬意を、簡潔に切れ味よく表現していると思います。 どうしても日本人は空気を読みますし、議論や意見の対立を避けがちです。 でも、人と違うのは自然だし、違ったとしてもリスペクトできます。 ちゃんと独立した考えを持てているか、楽だからと同調していないか。自省します。

完璧な好機など永遠に来ない(ナポレオン・ヒル)
2020年 · 2020/10/25
格言や名言と言われるものを、コンスタントに書いていこうと思い立ちました。 ワンフレーズのことばが、時に私の人生の指針や支えとなってくれています。十徳ナイフや折りたたみ傘のように、懐にあれば安心でき、事が起これば助けてくれる存在です。 書風も、そのことばに合わせて模索してみようと思います。 今回はナポレオン・ヒルのことば。